2019年6月21日金曜日

フェースブックが始めようとしている仮想通貨「Libra」について


こんにちは。


士林翻訳サービスの主任翻訳者、林でございます。

前回の更新から結構間が空いたような気がしていますが、いかが
お過ごしでしょうか。

最近は士林翻訳サービスとは別名義でライブコーディングなる
活動にいそしんでいたりもします(こっちでも何かアナウンスす
る時が来るかもしれません)。

 それはさておき、本題に入りますが、つい先日前々から動いていた
フェースブックの仮想通貨がとうとう正式にホワイトペーパー
を発表しました。



Libra ホワイトペーパー (英語)

https://libra.org/en-US/white-paper/ 



マウントゴックス破綻の頃に日本のとあるB取引所での翻訳提供を
皮切りに日本での仮想通貨翻訳の嚆矢を切ったと自負する
士林翻訳サービスの私も
最近は、これまたBで始まる海の向こうのライトニング開発の
あの会社との定期を除いては
以前ほどコミットしていませんが、一応士林翻訳サービス公式Twitterアカウント
でのキュレーションなど継続的なシーンのフォローは継続しており、
今回のLibraのローンチは記事一つ書くのに不足はないということで、
今回の記事となります。

ざっくりとした印象を書かせてもらうと、まあプラクティカルに舵を
切った取り組みだな、と。やはり一回フェースブックで成果を
上げたところがやるとこういうものになるのかと。


ホワイトペーパーを斜め読みさせてもらった中で重要に思われた箇所を
挙げてみますー

  • ウォレットはFBメッセンジャーと統合される(チャットと
    統合され、テンセントのWeChat Pay的な方向性)
  • ブロックチェーンベースである(Libra Blockchain)
  • Libra Reserveと呼ばれる実資産(リアルアセット)で裏付けられる
    (複数の銀行預金、短期国債からなるバスケット)
  • 「10億人をエンパワーする」というビジョン
  • スイスのジュネーブに置かれるLibra Associationなる組織
    (各業界やVC、非営利組織が創設メンバー)によって主導され、最初は
    許可型(permissioned)で始動するが、5年をめどに分散型の
    パーミッションレス (permissionless)への移行を目指す
    (アソシエーションのメンバーの関与をゼロにしていく)。
  • pseudo-anonymous (疑似匿名)であり、またオープンな
    アイデンティティの規格の確立を今後目指していく。
  • ビットコインのBitcoin ScriptやイーサリアムのEVMバイトコード
    に当たるMoveなる言語が開発中である(論文)。


 個人的には創設メンバーの中にPayPalが入っているのが
印象深かった、いつも利用していることもあり。あと、米ドルの
ような特定通貨にペッグされて
いないもののステーブルなカレンシーを謳っており、
それはリザーブ(準備金)が比較的変動が少ない資産で構成されかつ
仮想通貨を含まないことにより大きく価値が変動しない決済に
使える電子通貨となるという見通しがあるのだろうと考えられます。


とりあえずまとめてみました。米国の国会でも懐疑的に
取り上げられたり、順風満帆に行くか不明ですが、究極的には
ビットコインのエコシステムも恩恵を受けることになるだろうと
私は見ています。


最近士林翻訳サービスでは英訳もかなりこなしており、特に仮想通貨・
ブロックチェーン関係のプレスリリースでは好評いただきましたので、
同様な英訳を頼まれたい方は、こちらのフォームからお問い合せください。

では、良い令和最初の夏を皆様もお過ごしください。


士林翻訳サービス 林