2017年12月20日水曜日

次世代ブロックチェーン、The Tangle (アドベントカレンダー向け)







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Internet of Things(モノのインターネット)産業のための第三世代暗号通貨
「IOTA」で採用されている「The Tangle」は従来のブロックチェーン
に代わるトランザクション情報の保管の仕組み(分散型台帳、Distributed Ledger)です。現在、マイクロソフト、富士通他との提携の報道を受け、600%近くも価格が上昇、取引高は過去最高水準となりました。(2017年12月)その後、厳密な意味でのMSとのパートナーシップではないという報を受けやや下げました。


特徴


●マイニング(採掘)が存在しない。Tangleが始まった時点で全IOTAが既に
生成されている。

●利用者一人一人が採掘者(=取引の承認者)である。トランザクションを発行
するためにはユーザーは別のトランザクションを承認する必要がある。 

●送金手数料がない。M2M(マシン・ツー・マシン)少額決済
(マイクロペイメント)の大量処理に最適である。

●量子コンピューター耐性を持つWinternitz署名という署名方式を
採用している。

●ブロックチェーンにおけるフォーク(分岐)というものはない。

●ユーザーはトランザクションを行う際二つのチップ (新規トランザクション)を承認する

●非同期(asynchronous)である


IOTAにおけるThe Tangleはグラフ理論において 有向非巡回グラフ (Directed acyclic graph) と呼ばれているものです。

(関連記事:



DAG( 有向非巡回グラフ)は


●向きがある

●循環がない


事を特徴とします。ブロックチェーンでは、あるブロックに着目すると前と後ろに 繋がるブロックが必ず一つでなくてはなりません。対してDAGでは、 ブロックチェーンと同じように「向き」があるものの、あるブロックの前後には二つでも 三つでも同時に繋がっていていいという特徴があります。


Tangleの用語


●サイト(site):Tangle グラフ上にあるトランザクション

●チップ(tip):まだ承認されてない新規に発行されたトランザクション

●荷重(weight, 自身の荷重): あるトランザクションの荷重はその発行者が投資 した仕事量に比例し、現在のIOTAの実装では3^nである

●累積荷重(cumulative weight):自身の荷重に加え、 直接的または間接的にそのトランザクションを承認する全てのトランザクション の荷重の合計

●スコア(score):そのトランザクションによって直接的にも間接的にも 承認された全ての トランザクションの荷重とそれ自身のトランザクションの荷重との合計 

●高さ(height): ジェネシスへ方向付けられた最長のパスの長さ



●深さ(depth): どれかのチップへ(つまりジェネシスとは逆の方向に)方向付けられた 最長のパスの長さ


特記事項

ーノードは2つのトランザクションが矛盾していないかどうかを確認、 矛盾しているトランザクションは承認しない

ーノードが有効なトランザクションを発行するにはビットコインのブロックチェーンと同様の暗号パズルを解く必要がある

ー全てのトランザクションに正の整数の荷重がつけられている

ー最重要であるチップ承認戦略に攻撃ベクトルがいくつも隠れている (ホワイトペーパーに詳述)

日本語ホワイトペーパーの最新版があります。

ちなみにホワイトペーパーの翻訳はレオンハルトジャパン様の依頼を受けて士林翻訳サービス(実績リストは こちら)が行いました。
現在はコミュニティによって更新されているようです。


ホワイトペーパーの詳しい解説動画もあります 


購入方法ですが、世界最大の仮想通貨取引所Bitfinexで日本から買えます (自分もここで買いました)。また韓国の有力取引所Coinoneでも取扱いが始まっています。

保管方法にはデスクトップ向けに(日本語のインストール手順) IOTA Walletというものがあります。アプリのモバイルウォレットはiOS版が審査のパスを受けて近日中にアプリストアに並ぶそうです。

IoTより範囲を広げたByteballというものもありますが、 あまり話題になっていないようです。 

(記事提供:士林翻訳サービス

2 件のコメント:

masataka kamata さんのコメント...
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匿名 さんのコメント...
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