2015年4月7日火曜日

グーグル翻訳は使うな?


こんにちは、士林翻訳サービス主任翻訳者の林です。


いかがお過ごしでしょうか。



今日は大きな発表をしようかと思いましたが、

引っ張ることにします。(ヒント: 世界のどこで翻訳するか?)



私、士林翻訳サービス主任翻訳者の近況ですが、

具体的な金額は出しませんが、月を追うごとに売上が増えてきて、

年収300万ぐらいのサラリーマンと伍することが出来る所にやっと到達。

もちろん自由度は断然こちらが高いですから、非常にストレスは低い。

貯金は言うほど無いですが、なんにもない所からお金を生み出す

スキルはある。要るのはPCとネット接続だけ。



ただここまで来るのに15年近くかかりました。社内翻訳者もやったし、

翻訳学校にも通った。大昔ですが、翻訳者として派遣されて、ひどい翻訳をして

派遣会社に迷惑をかけ、以降仕事をさせてもらえなくなったことも。

色々失敗して、だんだんマシになって、やっと今に至る。




今年でいわゆる不惑の年になるので、1ワードでも多く翻訳して、

翻訳者としてさらに向上、飛躍したいと考えています。



枕が長い?確かに。本題に入ります。





皆さんはグーグル翻訳を使っていますか?

時々、グーグル翻訳をdisる人に出会うことがあります。

パターンは大きく2つ。翻訳をやっている方がdisるパターンと、一般の方が使ってみて

「やっぱり機械翻訳はダメだな~」と気付くパターン。



後者は正ににその通りで、クラウドソーシング系の翻訳サービスが、かなり安く、

そこそこ良い翻訳を提供していますから、それを利用したほうが良いです。

法務やメディカル、特許等など、

クリティカルな用途で、ミスが許されないなら、ハイエンドな翻訳会社に依頼。

ここはもう当たり前というか。(たまにどこかの自治体のウェブサイトが機械翻訳で

生成した文で汚染されているという話を聞きますが)





今日問題にしたいのは前者です。


(ちなみにTradosを始めとしたCATツールはここでは無視します。勉強してみましたが

あまり好きでないので。)



前いた会社で、他の翻訳スタッフが「グーグル翻訳なんか全然使えない!」と言って

ました。


「ひどい翻訳をする、完全に間違ってる!」と。




あながち間違ってないと思うのですが、「XXとハサミは使いよう」というような言葉も

あります。



自分はかなり前から時々使ってました、グーグル翻訳。今や完全に翻訳の

プロセスに組み込んでいます。



当初いいと思ったのは、「必ず何かを返す」という点。

どう翻訳すればいいか見当もつかない文をグーグル翻訳にかけると、

必ず何かしらの文が返ってくる。

それをヒントにして訳文をひねり出すというのが、結構ありました。



あと、地名がだだだ、と並んでいる句、例えば、「Czech Republic, Greece, and

Guatemala」という原文があったとして、まとめてグーグル翻訳にかけると、

「チェコ、ギリシャ、グアテマラ」

と返ってきて、調べるのが一回で済む (それぞれの国名を別々に調べたら3回調べる

必要がある)。クラウド系の翻訳サービスの仕事をやっている時は一分一秒を争うので、

こういう工程短縮はばかにならない。



あと、これは自分が勝手に思っているだけかもしれないが、一度にグーグル翻訳に

かけるワード数を6-8ワード以下にすると、とんちんかんな翻訳が返ってくる率が

下がる(ように感じる)。




ちなみにas well as... とか yet againとか、そういういわゆる単語レベルで解釈

出来ないものはGoogle翻訳さんは苦手。だからそもそもそういう場合には使わない。




そろそろ睡魔が背後に迫っているので、結論めいたことを言うと、

グーグル翻訳は「ダメなアシスタント」として使える、というのが私、主任翻訳者の論。



基本翻訳者は一人で翻訳していて、なかなか人にやっている翻訳について

相談出来ない。そういう時に、Google翻訳たんはどう考えるかな?という感じで気軽に

かけて見るわけです。




もちろん結構な頻度で「使えない翻訳」が返ってきますが、そういうのは「却下」すれば

いい。

そして、その、Google翻訳たんが返したダメ翻訳からヒントをもらって、適切な訳を

想起することが、結構な頻度で有る。



あと、自分で適切だろうと思った訳を考えた時も、念のため、Google翻訳たんの意見

を聞いてみる。そして自分の最初の訳とGoogle翻訳の訳を比較した結果、

もっと良い訳が想起されることもよくある話(自分調べ)。



長くなりましたが、Google翻訳は使い方次第で、翻訳者の良き相棒足りうる、

という話でした。




翻訳の依頼も受け付けています。こちらからどうぞ。



では、この辺で。


士林翻訳サービス 主任翻訳者 林

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