2018年11月26日月曜日

相場が下げてもブロックチェーン。イーサ系「Colony」について



こんにちは、

士林翻訳サービスの林です。



今、中国四川省は成都にいます(パンダの生息地
で有名な所です)。もちろんairbnbの部屋に滞在しています。

11月の頭からここにおり、ノマド翻訳家の面目躍如です。


飯が16元(240円ぐらい)で食えます。






































さて。ヤフーニュース等でも取り上げられたように
2018年11月現在仮想通貨の相場が下げています。

一時期20,000ドルをつけたビットコイン(BTC)
が4,000ドル程度となっています。個人的には
1BTC=1,100ドルが天井だった2016年頃を
覚えているので、パニックなどは特に感じることもなく
持っている各種仮想通貨を持ち続けています。
「休むも相場」と言いますし。


で、今日は「いぶし銀系」イーサ系プロジェクト、
Colonyについて書きたいと思います。






この「オープンな組織のためのプラットフォーム」
は当初「仕事の未来」と喧伝された、
Consensus 2016のピッチコンテストに
優勝したプロジェクトです。ちなみにこのNYでの
イベントには私も参加していました。

実はこのプロジェクトは2014年から始まっており、
イーサ系では古参の部類です。

しばらく前にオープンソース化されました。
(ギークな皆さまはこちらのGithubをどうぞ)

「ICOはいつ?」との声が聞こえそうですが、
ColonyはSECの証券規制の関係で2017年に予定していた
ICOを延期、未だに実施されていませんが
CLNYなるトークンが公式Docsなどで確認でき、
Colony Networkが稼働を始める頃には
購入可能になると思われます。

現在、testnetにてバグバウンティのコンテスト
が行われているため(見事脆弱性を見つけて賞金を得た
参加者も現れています)、CLNYも近く買えるように
なるでしょう。

仕事を行う組織の形態といえば、フリーランスやLLC、
株式会社、NPO法人などがすでに存在しますが、
colonyと呼ばれる「オープンな組織 (Open Organization)」
はどこが違うのでしょうか?

次のような特徴があります:

●誰かに指示されたのではなく自分が選んだ仕事
 を行って報酬を得る仕組み
●自分がどこに住んでいるかはまず問題に
 ならない(ノマドワークスタイルの可能性)
●意思決定がオープンで透明である
●そのcolonyの所有権は各人の貢献に比例する
(タスクをこなしたことよって得る
 保持しているcolony内独自トークンに比例する)
●使用したスキルについて良い仕事をすると評価
(Reputation)を得る。高い評価を得る
 と関連の意思決定に、より大きな影響を及ぼせる


自分の直観ですが、Colony Networkによって実現する
働き方はフリーランス的な仕事の仕方をしている人々に
とって非常に魅力的なものとなるのではと思っています。

ちなみに、評価システムの維持のための、proof-of-stakeに
似たマイニングの仕組みがあります。

また、各colonyには複数の人間が関わり、利益配分なども
発生するため紛争(Dispute)解決の仕組みも存在します。

組織(colony)ごとにカスタマイズ可能で、
バーチャルワールドから銀行、NGO、広告代理店まで
カスタマイズによって対応可能とのこと。

働き方の未来を変えうるこのプラットフォーム、近日中の
メインネットでのローンチが非常に楽しみです。働かないで
済む人などそうそういないのですから。

では、

士林翻訳サービス 林

2018年8月18日土曜日

翻訳方法論メモ(Aug. 18, 2018)

こんにちは。

士林翻訳サービスの林です。

今日はクリプトではなく、翻訳のほうに話の舵を切ってみます。

翻訳以外ほぼ他の仕事をしていない私は、書籍の実績もあるので(日経BP社「ブロックチェーンの衝撃」NEMの章)プロの翻訳家の端くれと自分を認識しています。これまで自分なりに、他の同業の方の仕事術も参考にしながら方法論を蓄積、確立してきました。関心を持つ人がそこまで多いとも思えませんが、後々自分が振り返れるよう、現時点でのメソッドを記しておこうと思います。

ぶっちゃけ、自分のためです(笑)。私は和英翻訳もやりますが、ここでは英和翻訳を前提とします。Here we go...



●「正→反→合」(と自分が勝手に呼んでいる):自分の頭で考えた翻訳とGoogle翻訳(あるいはBaidu翻訳)と比較して、両者の比較の中から品質の高い訳に到達する。

●Google翻訳で人名のカタカナを特定することができる。

●事実は忠実に訳出するが、表現は必ずしも忠実でなかったとしても読者の頭に入りやすいものを採用する。(お客の特別の指示があれば別)

●訳出した日本語の言い回しがどれくらい一般的か、Google検索で引用符で囲って検索する。全く引っかからない場合は基本採用しない。

●文の構成要素を並べ替えると程度の差はあれ、意味が変わる。意味が変わらなくても、Flowが変わる。

●原文を読んだ時に(部分的にでも)浮かんだ訳は脳から消え去る前にキーボードで打ち込んでおいて、後で利用する。

●長い文は部分に分けて訳出して最後につなげる。長い文は頭の中にそのまま入らないので。

●「私は」「あなたは」を一々忠実に訳出すると日本語としておかしいことがある。後から削る。

●定訳は外さない。

●原文のカンマの位置にとらわれず、意味が把握しやすいように、また曖昧さ回避を目的に読点をはさむ。

●辞書に載っていない表現は「〇〇 意味」でGoogle検索するとYahoo知恵袋やブログなどがヒットすることがある。

●文のタイプによってはGoogle翻訳にかけてそれを編集することで時間が短縮できる場合がある。

●ライター界隈でも言われているが、漢字で書けるからと言ってなんでも漢字にしない。漢字で書けても場合によってはひらがなにする。読みやすさを考慮する。

●さまざまな翻訳に対応できるよう、普段から広く浅く情報を取っておく。私の場合は基本興味の赴くまま。ただし、重点は仮想通貨、ブロックチェーン界隈に置く。

●当たり前だが、最後まで訳出したら、最初から見直して間違いや表現を修正する。

●読みやすさを重視する。原文の英語の構造に引っ張られない。訳出後のチェックの時に表現を日本語として受け入れやすいものに改める。

●「である調」「ですます調」の選択がおかしいとおかしな翻訳になる事が多々ある。

●翻訳開始前にいくつか検索をかけて、事実関係を把握して誤訳を防ぐ。

●時間的に余裕のある案件では、訳出して一通りチェックしたらいったん忘れてしまい、数日置いて再チェックする。訳出直後では見つけられなかった間違いが見つかることがある。